Lada,H., Thomson,J.R., Nally,R.M., & Taylor, A.C. (2008)
Impacts of massive landscape change on a carnivorous marsupial in south-eastern Australia: inferences from landscape genetics analysis.
Journal of Applied Ecology 45, 1732-1741.
【イントロ】
森林の農地への転換や、伐採、河川の改変などの人間活動に伴う生息地の劣化および分断化は、世界各地で野生動物の生息状態に悪影響を及ぼしています。景観遺伝学的解析は、景観全体での野生動物の移動・分散経路や遺伝子流動(gene flow)を明らかにし、遺伝子流動を阻害(barriers)および促進(facilitators)する景観構造物を特定することが可能であることから、景観全体における野生生物の保全計画の策定に役立つ手法として注目されています。オーストラリアのビクトリア州中部は、過去160年間に大規模に改変され、植生の大部分が消失・劣化していますが、部分的に残存している森林パッチにはyellow-footed antechinus(フクロネコ科アンテキヌス属)など、森林性の種が生き残っています。著者らは分断化された生息地における個体群の存続性を明らかにするため、高い分散能力をもち、オーストラリアにおける唯一の小型の肉食性哺乳類であるアンテキヌスをモデル種とし、過去および現在の個体群間の遺伝子流動を明らかにするため、11のマイクロサテライト領域とミトコンドリアDNA調節領域(D-loop)の変異を解析しました。また、GISを用いて植被、皆伐地、道路、河川にそれぞれ異なる「移動コスト」を設定し、最小コストパス法によって景観構造による遺伝子流動への影響を調べました。
(20091209)
<随時中断し、こまめに書き加えることにします。>
☆ ☆感想☆☆
実験手法の専門用語がさっぱりわかりません。が、結論がおもしろそうなので読んでみることにしました。誤訳があったら、指摘してください。
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